皆さんこんにちは!キャンプに行きたくてウズウズしてるぺさんです(*´Д`*)
今回は過去に製作した「二股ポール」について、製作記事を作ろうと思います。
製作にあたって諸先輩方の絶え間ない努力と、有益な情報のおかげで作る事ができました!本当にありがとうございますm(__)m
どうしてランステMを二股ポールに?
そもそもなぜ二股ポールを作ろうと思ったのかというと、私が一目惚れしたこの幕
スノーピークのランドステーションM(現在は廃盤)に使用する為でした(゚Д゚)
この幕はメインポール2本で自立させるタープという位置付けです。スノピ公式にもテントではなく、タープで検索すると出てきます。
テントだと思って購入しても、インナーテントは付属していないので別途用意する必要があります。
そこでアメニティードームMのインナーテントを変わりに使えないか?と考えました。俗に言うカンガルースタイルです。しかしインナーテントを設置するには、ポールが邪魔で使うことが出来ませんでした。
テントやタープの中にソロテントなど設置。大きなポケットに小さい物を入れると見立ててカンガルースタイルと呼ばれています。
そこで目を付けたのが二股ポールでした。
ポールはタープを建てるのに必要不可欠ですが、ドンッと真ん中に位置するので結構邪魔です!
二股ポールにするとポールが左右に開かれる為、中央にスペースが出来ます。そこにインナーテントを設置します!
また費用も安く済むので、物は試しと自作を決意しました(^o^)
アメドMのインナーテントをランステMに使用する場合、少し中央にハミ出ますが設置することが出来ます。ランステLだとさらにゆとりがあります。
二又ポール制作に用意するもの
自作するにあたって「矢崎化工」のイレクターパイプを使用しました。
これはパイプとジョイントとの組み合わせにより、いろいろなカタチを作ることができる組立素材です。
- 組立てが簡単で特殊技能を必要としない
- フリーサイズの物を制作可能
- 丈夫で軽く、錆びに強く清潔で衛生的
- 部品数が豊富で思ったように作りやすい
強度もあり触った質感も良いです。何度も使用していますが、不満な点が思いつきません。
- メタルジョイント HJ12 Φ28 ×1
- イレクターパイプ (90㎝) Φ28 ×6
- イレクターパイプ (30㎝) Φ28 ×1
- ゴムアウターAセット EF-1202A×2
- パイプつなぎ金具 EF-1006 ×4
- アジャスターEF-1200S ×1
- 六角ボルトM8 (60㎜) ×1
- 六角ボルトM6 (40㎜) ×1
- チェンジノブM6 ×1
- ポール&パラソルペグ (キャプテンスタッグ) ×2
上記の材料全て買い揃えても約9000円前後で製作できます。低コストで作れるし、意外としっかりした物が作れます(‘Д’)
また部品のほとんどが近くのホームセンターで手に入ります。手軽に揃えることが出来るのも強みです。
チェンジノブは店によって品揃えが違いました。
インクレターパイプも店舗によって在庫がバラバラでした。ヤザキショッピングで調べると確実かもしれません。
パイプはブラック・アイボリーなど4種類。メタリックパイプだとゴールド・シルバーの2種類あります。(ゴールド・メタリックは若干割高)Φ28のサイズを使用するので間違えないように注意。
チェンジノブは他のノブによって値段が上下します。無くても大丈夫ですが、あると作業効率が格段に良くなります。
パラソルペグについては後述します。
自作しなくてもいろいろな二股ポールが販売されています。作るのがメンドイ方はチェックしてみて下さい。
二股ポール制作
メタルジョイント部制作
まず心臓部となるメタルジョイント部分を作ります。
六角レンチで上側左右のねじを緩めてパイプ(30cm)を通します。
このとき上にパイプを7㎝上に出して取り付けます。イレクターパイプ90×3=270㎝で広げた分下がって、約7㎝上に出すことで微調整するイメージです。これは設営してみて、テント下の隙間が好みの高さになるように調節してみて下さい。自分好みに合わせると幸せになれると思います(*´Д`)
しっかり締めます。ちなみにポールの開く角度も、ここのネジを締めて調節します。
ネジを緩めてイレクターパイプ(90㎝)を取り付けます。
「メタルジョイント」に取り付ける部分には、「パイプつなぎ金具」は取り付けません。金具はイレクターパイプ同士をくっつけるために使います。
ネジを閉めます。ここの部分はパイプを固定するだけなので、しっかりと締めて固定します。
こんな感じで完成!下に出っ張った部分は、必要ありませんが、フックなどつけてランタンなど掛けてみるとオシャレやも?(#^^#)
次に「アジャスター」と「六角ボルトM8」をくっつけます。アジャスターの白いやつも使うのかもしれませんが、私は使っていません(´ー`)今のところ異常なしですw
全部通して完成!ここがポールのてっぺんにつけて、自在ロープを掛ける場所になります。
先端に設置。このままでは取れてしまうので、接着剤などでくっ付けると良いですが、持ち運びに尖って危ない!という場合は毎回取り外してしまうのも手です。
接着剤でくっつけずに設営しても、下に力がかかるので今まで一度も外れたことはありません。参考までに頭に入れておいてください(‘ω’)
パイプ部制作
「イレクターパイプ」に「パイプつなぎ金具」を取り付けます。
全然奥に入って行かないので、ゴムハンマーなど使うと効率がいいです。このとき下側がオスになるようにはめて、上にはめていくパイプはメスになるようにしてはめるようにする。
私はそんなこと知らずに取り付けたので、固かったり金具が抜けたりとダメパターンで運用しています(;´Д`)
そして1番下になるパイプに、「ゴムアウターAセット」を取り付けます。
これが無いと地面に接地する部分なので、土やゴミが侵入してしまいます。また地面が削れてしまい安定性が確保できません。しっかり取り付けましょう。
お疲れさまでした!これで二股ポールの完成です(*‘ω‘ *)
しかしこれだけでも良いのですが、まだ安全性の面でやることがあります。
二股ポールの弱点「広がり対策」
ポールは上から下にかけて凄い力をかけて固定しています。通常のポールは縦に90°垂直に力をかけるので問題ありませんが、二股ポールは45°開きます。その為、下に強い力を長時間かけ続けると、そのまま横に広がって行ってしまいます。
防止策として私が採用したのが「ポール&パラソルペグ」でした。これをポールと一緒に打つことで、横開きを防止します。
このペグは、ポールに取り付けることでポールそのものを地面に固定する画期的なペグです( ゚Д゚)
ホント考えた人すごいですよね~(*´ω`)
まずパイプを通せるようにネジを緩めます。イレクターパイプ同士を繋げる前に、地面に接する1番下となる「イレクターパイプ」に「パラソルペグ」を通します。
しっかり打ち込みます。打ち込み終わったらネジを締めて固定します。これで横開き防止対策完成です(*´ω`)
私はこのポール&パラソルペグ (キャプテンスタッグ)を使用しましたが、他にも商品がでているようなのでお好みで自分に合った物を選ぶのが良いかと(^^♪
これで二股ポール設営は完成です(^^♪
チェンジノブで劇的に設営しやすくなった
ここからはやってもいいし、やらなくてもいいオマケみたいなものです(*・ω・)でもこれをやると劇的に設営が楽になります!
毎回ポールを設置する時に、メタルジョイントを緩めてポールを開きます。
その時にこの六角ネジを緩めたり締めたりしないといけません。実はこれ超メンドクサイです。
まず六角レンチを毎回携帯しないといけません。こんな小さい物無くしたらポールを調節できず即詰みです。しかも六角レンチが細くて痛い。使うたびに手が痛くなります。でもしっかり閉めないと、ジョイントが緩くなってポールが曲がってしまうなど割と厄介です。
そこで登場するのがチェンジノブです( ゚Д゚)これから「メタルジョイント」をチェンジノブ仕様に改良します。
六角ボルトをノブに装着します!ご覧の通りジャストフィットが気持ちいい♪(あたりまえ)
青キャップを付けて、小銭などで回して固定します!これでチェンジノブは完成です( ´艸`)早速本体に取り付けます。
メタルジョイントの左右のネジを取ります。
ナットはそのまま再利用しました。
このようになります!六角ネジが40mmだと短いかと思いましたが、ちょうど良さそうです(*´Д`*)
左右取り付けるとこんな感じです。
これで六角レンチを使わずに、締めるだけでイレクターパイプを調節できるようになりました(゚∀゚)
ポールも角度をつけるのにとてもやりやすくなり、設営効率が大幅にアップ(^^)
デザインがしっくりこない場合は、他のノブを使うといい思います。
2021年5月 チェンジノブ追記
「チェンジノブ」を使うと、「メタルジョイント」中央に取り付ける「イレクターパイプ(30cm)」をしっかり固定することはできますが、「メタルジョイント」を45°の角度に固定する力が付属の六角ネジで締めるよりも少し弱くなり、
写真のように「クネッ」っとなってしまうことがあります。
しっかり真下に力がかかれば問題ないのですが…。
他の「チェンジノブ」やボルトとナットを変えたりといろいろ試してみましたが、「メタルジョイント」に最初からついている六角ネジを使うのが無難との結論が出ました(。-`ω-)
そもそも下にかかる力が強いので、付属六角ネジで締めてもクネッとなる可能性はあると思いますが。(その為のパラソルペグ)
という訳で六角レンチを六角レンチT字型に変える作戦。
T型を使う事で手が痛くならず、小さすぎないので無くしてしまう可能性も減ります。
そんなに大きくないので保管するにもかさばらないと思います。
私はしばらくこのままチェンジノブを使ってみて「クネッ」がヤバイ事になるか検証してみたいと思います(‘ω’)
ちなみに数回このまま使用していますが、普通に使えています(*´▽`*)
二股ポールのメリット
インナーテント以外にも二股にすることで、テーブルやイスなどポールを気にせず配置することができるので、幕内のレイアウトの幅が広がります(*・ω・)
中央が広くなると幕内の導線を確保する目的としても役に立つので、拡張性が増えるのも嬉しいです(^_^)
小川張りするときに、二股ポールならドームテントをまたいで設営できるのでやってみると面白いかもしれません(*´ω`)
いろいろ試してオシャレキャンパーを目指したいものです( *´艸`)
まとめ
二股ポールにすることで大きなスペースが生まれ、間違いなく快適なカンガルースタイルをすることができます。
テント内のレイアウトもポールが邪魔で何かと不便でしたが、二股にすることで拡張性が飛躍的に広がり自由度が増します。
インナーテント以外にもアイデア次第で、様々な使い方が生まれるのも魅力の一つ。
皆様も是非制作してみてはいかかでしょうか?
自作二股ポールはあくまで自作なので、自己責任でお願いいたしますw(*_*)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆様も良いキャンプライフを(*‘∀‘)
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